うす暗い の例文

薄暗い・薄ぐらい 等の意味を持つ「うす暗い」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→うすい

「うす暗い」の書籍での例文

が、幸い父の賢造は、夏外套をひっかけたまま、うす暗い梯子の上り口へ胸まで覗かせているだけだった。
尾生は険しく眉をひそめながら、橋の下のうす暗い洲を、いよいよ足早に歩き始めた。
私の世話を焼いてくれる別荘番の夫婦者は、格別用のない限り、いつも勝手に下っていたから、このうす暗い八畳の間は大抵森閑として人気がなかった。
私は椅子に腰かけてから、うす暗い石油ランプの光に照された、陰気な部屋の中を見廻しました。
うす暗い中に、その歩衝と屏風との金が一重、燻しをかけたように、重々しく夕闇を破っている。
部屋の中にともした、うす暗い灯の光で、虱は小さな背中を銀の粉のように光らせながら、隣に寝ている細君の肩を目がけて、もずもず這って行くらしい。
夕闇は次第に空を低くして、見上げると、門の屋根が、斜につき出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。
夕闇は次第に空を低くして、見上げると、門の屋根が、斜につき出した甍先に、重たくうす暗い雲を支へてゐる。
外を覗くと、うす暗いプラツトフオオムにも、今日は珍しく見送りの人影さへ跡を絶つて、唯、檻に入れられた小犬が一匹、時々悲しさうに、吠え立ててゐた。
卓の上には置きランプが、うす暗い光を放つてゐた。

「うす暗い」のオンラインでの例文

うすいベールに包まれて妙に儚げで、はためくそれを剥ぎ取りたいのに掴みどころがなく、ふいに孤独な気持ちになる。

「うす暗い」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

薄暗い仄暗い小暗い薄ぐらい暗い小ぐらいほの暗い

「うす暗い」の関連語句

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