「
お日さま、また、どこへかいってしまわれるのでございますか。
お日さまが、みどりぶかい木立の上に晴ればれとかがやいて、それは「ヨハンネス、そんなにかなしんでばかりいることはないよ。
ところが、いちばん下のひいさまは、それをまんまるく、そっくり
お日さまのかたちにこしらえて、
お日さまとおなじようにまっ赤に光る花ばかりを咲かせました。
あたたかい
お日さまがほおにあたるたんびに、おにいさまたちがこれまでにしてくれた、のこらずのせっぷんをおもい出しました。
お日さまがのぼると、もうさっそく、王さまはやってきて、へやじゅうきらきら光っている金をみて、びっくりしました。
夜があけると、まだ
お日さまのあがらないうちから、もうさっそく、おかみさんは起きて来て、ふたりをおこしました。