けれども大の無精ものと見え、鼻涕を
かむのさへ宦官たちにかんで貰ふと言ふことである。
若し夫「葉じや屋」に至つては、誰か「茶屋」を「ちやや」と書き、「葉茶屋」を「葉じや屋」と書
かむとするものぞ。
しかも、神人にして、時に神自体(
かむながら)の資格を有つ事があつた。
伝説の
かむろ蛇よりも、目前のコロリが恐ろしかったのであろう。
いつぞや『
かむろ蛇』のお話のときに、安政五年のコロリのことを申し上げましたが、それから四年目には麻疹の流行です。
もりもり
かむたんびに、赤い髪の毛が、一本一本逆立ちをしました。
それから、これも同じご紋染めたる袋を
かむせた長柄がさ、つづいて茶弁当を入れたお長持ち、それに毛鞘巻いたるお供槍——。
心を物外に抽かんとするは未だし、物外、物内、何すれぞ悟達の別を画
かむ。
在来の経験に因りて見る処のそれらの者は果してい
かむ。
試に思へ、彼の糞汁はい
かむ、其心美なるにせよ、一見すれば嘔吐を催す、よしや妻とするの実用に適するも、誰か忍びてこれを手にせむ。