蓋し大井家では春夏秋冬休むことなく口論が行はれ高価なる掛物などが破り去られて行くけれども一枚の皿を割つたといふ話を
きかぬ。
示教を仰ぐの、乞ふのといふ奴に限りて、いで其識者といふものゝ真に出現すとも、一向言ふ事を
きかぬは受合也。
「男の一言じゃ、くどう
きかぬというたら断じて
きかぬ」
西山のごん八さんも、
きかぬ気の人でしたから、東山から、いぢわるを、しかけられると、だまつては、ゐませんでした。
西山のごん八さんも、
きかぬ気の人でしたから、東山から、いぢわるを、しかけられると、だまつては、ゐませんでした。
けれど、一ぴきの いう ことを
きかぬ 子ぐまは、かってに うみどりを おいかけて いました。
それが文禄年間になると、「
きかぬものたばこの法度銭法度、玉のみこゑにげんたくの医者」と云ふ落首が出来た程、一般に喫煙が流行するやうになつた。