その様子が唯の人らしくないと思ったので、画工は走って
廟中の人びとに訴えると、大勢が出て来ました。
廟門は忽ちにおのずから開かれて、何物かがはいって来た。
忍んで様子を窺うに如ずと思って、かれは
廟の欄間へ攀じのぼり、梁のあいだに身をひそめていると、やがてその一行は門内へ進んで来ました。
祀るものは将軍すでに酔えりといい、それを盤にのせて湧金門外の金華太侯の
廟内に送れば、たちまちにその姿を見うしなう。
何しろ塗山の禹王
廟にある石の鼎さえ枉げると云うのですからな。
やっと、人心地がついた所で頭の上の扁額を見ると、それには、山神
廟と云う三字があった。
蘇東坡の潮州韓文公
廟碑の終に於餐茘丹与蕉黄としてあるが、この茘丹と云ふのが即ち茘枝の果である。
平氏が藤門の長袖公卿を追ひて一門
廟廊に満つるの成功を恣にせるは、唯彼等が剛健なりしを以て也。
大體に於て今の山東省の曲阜縣の文
廟の所在地に當るといふ。
ことしはとり別け、早く過ぎて、もう十日前に、開山大師の御
廟から先にも、咲き殘つた梢はなかつた。