たにしの子が
ずんずんそういって口をきくと、おとうさんも、おかあさんも、ほんとうにびっくりしてしまいました。
ずんずんほって行くと、小判がたくさん、出てきました。
わが照国丸は、ドーヴァを越えてすぐ左折し、テームズ河へ入るものと思いの外、そんな様子も見せないで、
ずんずん真直に進行している。
博士の後に従って、僕は小暗い長廊下を
ずんずん奥へあるいていった。
その途端につき当りの風景は、忽ち両側へ分かれるやうに、
ずんずん目の前へ展開して来る。
といって霧は一刻ごとに
ずんずん深くなるばかりなのです。
私は春先の筍のような勢いで
ずんずん成長して来た次郎や、三郎や、それから末子をよく見て、時にはこれが自分の子供かと心に驚くことさえもある。
もやいをつなぐや、徳二郎も続いて石段に上がり、先に立って
ずんずん登って行く、そのあとから僕も無言でついて登った。