つい
たしなみも粗末になって、下じめも解けかかれば、帯も緩くなる。
それではどうすればよいかと考へると、たいへん簡単で、「
たしなみ」をもてといふことが、根本になるのであります。
それがためには、指導者の側において、是非とも「
たしなみ」といふ言葉のもつ日本的な「美しさ」を活かした指導法を研究してほしい。
私は今では世間なみの挨拶すらろくにできない人間になったが、その頃は節度もあり、
たしなみもあり、父兄などともったいぶって教育家然と話をしていたものだ。
サムライの
たしなみとしては、剣術よりも多く柔術をやったらしい。
身の
たしなみをうち忘れ顔で、中にははしたなくもほおさえも染めながら、ここを先途と声援をつづけました。
防ぎようがないと判ると潔よく「もはやこれまで」と云って、駒を捨てるのが高段者の
たしなみである。