とりわけたる の例文

一入・特別・中でも・格段・就中・一段・一きわ 等の意味を持つ「とりわけたる」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→とりわけ

「とりわけたる」の書籍での例文

とりわけ男の頭へ沢山に散りかかって居る花片の間からところどころ延びた散髪に交って立つ太い銀色の白髪が午後の春陽に光って見えるのでありました。
とりわけ私のやうにぐうたらな落伍者の悲しさが影身にまで泌みつくやうになつてしまふと、何か一つの純潔とその貞節を守らずには生きてゐられなくなるものだ。
とりわけ寒い日は、全身をふく余裕がなく、夢中で着物をひッかぶっていたりした。
そういう友だちの中で、とりわけ熱心にねだる者が二人あった。
とりわけて女の師匠は自分の花見の景気をつけるために、弟子以外の団体を狩り出さんとして、しきりに運動中であるらしい。
破屋というのではないが、とりわけて見ようというような立派な家では勿論なかった。
どの色も美しかったが、とりわけて藍と洋紅とは喫驚するほど美しいものでした。
とりわけ、ひいさまにとってめずらしくおもわれたのは、海の底ではついないことなのに、地の上では、お花がにおっているということでした。
とりわけ動物が好きで、両親もさまざまな生きものを私の思いどおりに飼ってくれた。
数多い坂の中で、地蔵坂、源聖寺坂、愛染坂、口繩坂……と、坂の名を誌すだけでも私の想ひはなつかしさにしびれるが、とりわけなつかしいのは口繩坂である。

「とりわけたる」のオンラインでの例文

いわゆる読書アカウント、とりわけ小説を多く読む人のアカウントが、固定ツイートとして掲げていることの多いタグです。
とりわけ、ボタン電池は小さいのに、扱いが面倒な水銀が入っていたりと、気が遠くなりそうです。
とりわけ行きたい会社や、やりたいことがあるわけでもない。
そんな親交のある音楽家のうち、とりわけ深い愛情表現を欠かさないのがピアニストの清塚信也である。
とりわけ、自炊をほぼやめてしまいますと、台所の汚れもぐんと減ります。
とりわけ数学好きにはならなかったものの、あれはかなり良質なコンテンツだったと思う。
タバコを吸う人、運転手として車に乗る人にはとりわけ刺さるんじゃないだろうか。
普通の人、というレール喫茶店を経営する社員さんのひとりは、とりわけ面倒見がよかった。
っていうか一般的なゴルファーはだいたいユニクロで充分だと思っていますが、とりわけ冬はヒートテックフリースモックネックTシャツがあればOKだよねっていう件。
お味噌汁をとりわけ、ほうれん草の胡麻和えを小鉢に盛る。

「とりわけたる」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

なかでもたる一入たる就中たる先ずたる分けてたる別けてたる立ててたる殊更たる別にたる中でもたるひときわたる別けてもたる取り分きたる一際たる特にたる殊にたることさらたることにたる別してたる

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