「ひとりでいいこころ
もちになりやがって、なんの話をしているんだ。
上戸は酒とさかなの買い出しに、下戸はのり巻き、みたらし、はぎの
もちと、それぞれあすのお弁当をととのえて、夜のあけるのを待ちました。
鮎の肉とはちがって、これは
もちもちとした鈍重な舌ざわりで、しかも、その中に言いようもなく淡泊で、調子の高いものが含まれている。
私はなんだか鼻の奥がつうんと痛くなるような気持で、しばらくじぶんの用件を
もち出すのも忘れていたほどだ。
ただし我々だけはそれにお手伝いするのはごめんだ!」これじつに今日比較的教養あるほとんどすべての青年が国家と他人たる境遇において
もちうる愛国心の全体ではないか。
私は一日一日と気むずかしくなり、癇癪
もちになり、他人の感情などちっともかまわなくなってしまった。
彼らはまたその面積においてはデンマーク本土に二倍するアイスランドを
もちます。