が、どこへ奉公させたら、仙人になる修業が出来るか、
もとよりそんな事なぞはわかるはずがありません。
されど「じゃぼ」と云う天狗、
もとよりこの世になしと云うべからず。
もとより、いわゆる自然現象に属する意味および言語は大なる普遍性をもっている。
私自身の性格から言えば、
もとより南方の血を認めないわけにはいかないが、わりに北方の血を濃く承けていると思う。
その自壊作用の後に、活力ある生活を将来するものは、
もとよりアリストクラシーでもなければ、富豪階級でもありえぬ。
食料品は
もとよりすべての物資は東倶知安から馬の背で運んで来ねばならぬ交通不便のところでした。
それゆえ世人一般は
もとよりのこと、いちばん早くその事実に気づかねばならぬ学者思想家たち自身すら、心づかずにいるように見える。
もとより多くもない領土、しかもその最良の部分を持ち去られたのであります。