わき出 の例文

わき出 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→わき

「わき出」の書籍での例文

あの家の店へ這入ると、帳場のわきに大きなすつぽんが火燵に倚りかゝつてゐたので、これは不思議だと思つてよく見ると、すつぽんでなくて亭主であつた。
初阪は意気を込めて、杖をわきに挟んで云った。
一体、孫八が名だそうだ、この爺さんは、つい今しがた、この奥州、関屋の在、旧——街道わきの古寺、西明寺の、見る影もなく荒涼んだ乱塔場で偶然知己になったので。
禅寺では食事のとき、施餓鬼のため飯を一箸ずつ鉢からわきへ取除けておく。
ほかほかとかほあつき日向に唇かわきて、眼のふちより頬のあたりむず痒きこと限りなかりき。
きのこどころか、うじがわきますぜ」
このとき、二郎は、ふと沖の方を見ますと、そこにはわき出たように、赤い船が青い海の波間に浮かんでいたのであります。
『しめおん』は、己が仕業もわきまへぬものでござる」と、わななく声で祈つたと申す事ぢや。
少くもわき眼には、無感覚であるらしく思はれた。
すましてゐるだけなら、まだいいが、外の連中が、せつせと虱狩をしてゐるのを見ると、必わきからこんな事を云ふ。

「わき出」のオンラインでの例文

実家のお茶の間で、家族みんなでテレビを囲んでいるような、まるで都心の映画館とは思えないようなわきあいあいとした盛り上がりはむしろ心地いいほどだった。
◇さて、この伝馬町牢屋敷には石出帯刀いしでたてわきという牢屋奉行(囚獄)がいました。
みんなの動きはバラバラですが、とても一生懸命な姿が可愛らしく、会場からは手拍子がわきます。
そうして一目散にあったかいわきたてのお風呂に入るのだ。
特に、病は「氣」から、と言われるように、「氣」をしっかり補充してあげることで子どもは食欲もわき、よく食べ、気になるちょっとした不調は出なくなります。
そして、父が身罷られた直後、兄王が、弟王の命を狙っていることを、知らせたことで、末弟王の宇遲能和紀郎子うぢのわきいらつこは、命拾いをしました。
芸人さんのような面白いトークも聞けるとのことで、すごく興味がわき、行ってみたいところです。
その後、好きになったグループなのでもっと愛情あいじょうがわきます。

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