わずか の例文

微少・少ない・鮮少・少い・微々たる・尠少 等の意味を持つ「わずか」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「わずか」の書籍での例文

わずかに僕が覚えているのは胸に挿していた石竹だけである。
煙は、早春の午後をわずかにくゆらせながら、明い静かさの中に、うす青く消えてしまう。
すべての時代を通じて、人はこの迷信によってわずかに二つの道というディレンマを忘れることができた。
夕餉前のわずかな時間を惜しんで、釣瓶落としに暮れてゆく日ざしの下を、彼らはわめきたてる蝙蝠の群れのように、ひらひらと通行人にかけかまいなく飛びちがえていた。
そして私の短文がわずかにその口火をなしたのにすぎない。
どこもかしこも、炎天のほこりを浴びたこの町の辻で、わずかに一滴の湿りを点じたものがあるとすれば、それはこの蛇の切れ口から出た、なまぐさい腐れ水ばかりであろう。
今日に至るまで、これらの幼稚なる偶像破壊者の手を免がれて、記憶すべき日本の騎士時代を後世に伝えんとする天主閣の数は、わずかに十指を屈するのほかに出ない。
原をめぐった山々はいずれもわびしい灰色の霧につつまれて、薄い夕日の光がわずかにその頂をぬらしている。
ほかにわずかに鳥毛を産するファロー島があります。
今度はマッチを出したが箱が半ばこわれて中身はわずかに五六本しかない。

「わずか」のオンラインでの例文

長さは50nmですが、厚さはわずか0.1nmです。
画面上でわずかなピクセルしか使わず、プレイヤーからほとんど見えない場合は、複雑で詳細なメッシュを持つ意味はありません。
スワローズの右投手平均でシュート成分が25.2cmあるのに対し、サイスニード投手は今年わずか10cm。
数へ日や演歌にまみれ食ふラーメンこのはる紗耶年末の残りわずかな日々。
視点を変えることで、突進してきたイノシシが壁を突き破ろうとも、ウンともスンとも動かなかったのが、ほんのわずかな小さな穴があいて、ほのかに明かりが見えだした。
2.東京からわずか二時間弱で行ける。
見つけたのは10万分の1というわずかな異方性ですから、これも科学技術の進歩なしにはあり得ない発見です。
ただ、国会議事堂の周りにはほんのわずかにですが「これ銀杏のシミじゃないか」という跡があったので、割合が少ないでしょうが雌のイチョウもあるのでしょう。
限られた時間しかない上に、毎日の事務作業もあるため、子どもとの会話できるチャンスは本当にわずかです。
父も生前、稼ぎの良い仕事をしていたわけでもなく、わずかな貯金を切り崩しながらやりくりしていたのだろうと思われます。

「わずか」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

僅か

「わずか」の関連語句

有害ありそうにないなさそう見込みのない僅少瑣少些少少しの

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