さういふ点で、一つ紛糾を起さぬやうに
ハツキリした途をつけたいものです。
友田君の初舞台は新劇協会だが築地小劇場が出来て其メムバーになつたのが大体新劇俳優としての
ハツキリした出発点である。
火箭が飛ぶ、火が油に移る、嗚呼その
ハツ/\と燃え初むる人生の烽火の煙の香ひ! 英語が話せれば世界中何処へでも行くに不便はない。
「一寸其中に入つて見よ」と口輕に申されければ、彼の男
ハツといひて何心なく籠に入る。
と泣く脊筋のあたりを、土足にかけて、ドンと踏むと、
ハツと悶えて上げた顏へ、
之だけ讀んだので此の言葉の意義内容が私の頭の中に
ハツキリして來た。