思春期を迎えた子どもはその様子に腹を立てて母親と口論になり、その音を聴くのが苦痛になった父親は
ベランダに出て嵐が過ぎるのを待つ。
なんでこれ持ってきたかなという無駄なものは一回
ベランダに出して。
衣類を一枚一枚、ハンガーにかけて
ベランダ干しをし、朝起きてから取り込む毎日。
母がちょっと目を離したあいだに、
ベランダにのぼり、落ちてしまったようで。
祖父はそんな
ベランダの状況をひとつひとつ丹念にチェックしているように見えました。
ベランダに陽だまりができる日は、太陽が気ぜわしさを殺していく。
妊娠初期の鬱々とした精神状態やつわりも相まって、穏やかな昼下がりの
ベランダから身投げしたくなった。
鞄を持って、何となく
ベランダに目を向けると、室外機の上で日光に照らされる雪うさぎと目が合った。
どうしてもヨガも散歩も気分が乗らないときは、
ベランダで洗濯をすればよしとしています。