ともかく、これは、この劇の構成
メンバーがその才能と精力を傾けつくしたものとして、やはり、堂々たる新劇の貫禄を見せたものである。
演劇改良会の
メンバアは、有為な頭脳にも拘らず、近代演劇の芸術的進化について盲目であり、俳優の教養については更に考慮を払つた形跡がない。
新しい
メンバーがはいってくると、簡単な自己紹介があった。
それに今日これから新しい
メンバーを誘って、何処かの「しるこ屋」に寄る予定にもなっていた……。
敵手の農科はことに
メンバアが揃っていて、一カ月も前から法工医の三科をさえ凌ぐというような勢いである。
注意して見ると、楽隊の
メンバーにはアフレコ・ダビングでかねてなじみの顔ばかりである。