叡山で座主、東寺で長者という類で、勧修寺でもやはりその最
上席の僧を長吏と云っている。
こういう文時の詩文は菅三品の作として今に称揚せられて伝わっているが、保胤は実に当時の巨匠たる此人の弟子の
上席であった。
それに豪家の主人だというので、どこの賭場でも『旦那旦那』と
上席に座らされたそうですから、つい面白くって、家も田畑も、壺皿の中へ叩き捨ててしまったのでしょう。
従って、その日——たしか十一月の初めでした——
上席の検事から、島原へ出張を命ぜられたとき、僕は自分の心に、妙な興味が動くのを抑えることができなかったのです。
すると、その中に大納言殿と云われる
上席の女中がいたが、それが風邪気味だと云って、出て来ない。
恩師鈴木松年先生が、自分の
上席に入賞した私のために、最大の祝詞を送って下さいましたことを、私は身内が熱くなるほど嬉しく思いました。