彼は
人品の好い、色の白い、眼の大きい、髭の痕の少し青い、いかにも男らしい立派な侍であった。
流石に謡の半玄人で、
人品骨格、堂々たるものである。
——獅子屋というのはそうした訳で、
人品もよし、腕も冴えた。
目と鼻の前に居ながら、大きな声で女中が呼ぶのに、つい箸の手をとめた痩形の、年配で——浴衣に貸広袖を重ねたが——
人品のいい客が、
かれは三十五六の
人品のよい男で、町人でもなく、さりとて普通の武家でもないらしい。
すぐに奥へ通されると、旦那の槇原さんと差し向いで、四十格好の
人品の好いお武家が一人坐っていました。
粥河圖書は年齢二十六七で、色の白い
人品の好い仁で、尤も大禄を取った方は自然品格が違います。