もとより
人里には遠く、街道端れの事なれば、旅の者の往来は無し。
北海道の
人里はなれた植民地に咲く福寿草は、そこに孤独な生活を送る人々の心を、どんなに慰めることでしょう。
にぎやかな町へ出るには、かなり隔たっていましたから、木の多い、
人里から遠ざかったお城の中はいっそうさびしかったのであります。
それにも拘らず、常に遠く
人里から離れて居る彼等の生活が夫婦間の愛情を濃かにする。
再び
人里へ歸らうと思つては出かけるけれども、行つても、行つても、同じ樣な曠野の草、涯しがないので復此處に歸つて來る。