ちっとぐらい虐待されても他に行きどころのない孤児が、こうしたいい親方を取り当てたのは、彼に取ってこの上もない
仕合せであったことはいうまでもない。
グラノフォンはちょうどこの時に
仕合せとぱったり音を絶ってしまった。
使 (つまらなそうに)歎き死が出来れば
仕合せです。
すると一人は「難有い
仕合せ、幸い傷は痛みませぬ」と答えた。
池の尾の町の者は、こう云う鼻をしている禅智内供のために、内供の俗でない事を
仕合せだと云った。
さてその後「れぷろぼす」が、如何なる
仕合せにめぐり合うたか、右の一条を知らうず方々はまづ次のくだりを読ませられい。
「実の処おれは、それを聞きたさに今日も寄ったのだ、そういう話を聞くのがおれには何よりの御馳走だ、うんお前も
仕合せになった」