汽車の係員たちまでがこの白痴の少年には好意を寄せて無賃で乗車さす
任意の扱いが出来たというから東北の鉄道も私設時代の明治四十年以前であろう。
さてそのやり方であるが、まづ術者は、十枚あるひは十数枚(この数まつたく
任意)の、細長く切つた紙片を一枚づゝ観客に渡し、それへ好みの花の名を一つづゝ書いて貰ふ。
これらについては、大体取締当局の諒解を得れば適時
任意にこれを行はしめ、たゞ、委員会は、これに対し応分の補助と便宜とを与へることゝする。
私が今、書きまくっているのは、実は私の
任意の一点であり、かつ宿命的であったものから早く脱けだしたいためである。