佇むの例文

彳む等の意味を持つ「佇む」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「佇む」の書籍での例文

馬は車に馴れず、動かじと佇むかと思うと、また俄かに走り出す。

大下藤次郎

ある日、朝飯をゆっくりすませて、国道の木橋の上手の釣り場へ行ってみると、一人の職漁師風の老人が私の佇む岸より少し上手の荒瀬で友釣りをしていた。

私は桜の周囲を歩いては佇む。

祇園の枝垂桜

佇むとポンと胸を打った。

染吉の朱盆

そして花の盛りが過ぎてゆくのと同じように、いつの頃からか筧にはその深祕がなくなってしまい、私ももうその傍に佇むことをしなくなった。

梶井基次郎

そうかと思うと、紙凧の糸のようにすっとのして行って、思いがけないような遠い売場に佇む。

岡本かの子

「佇む」のオンラインでの例文

予想もしない出来事に、尚絶望の淵に佇む人もいるだろう。

サービスだ」　そうしてもう一人、少し距離をとって小さく佇む若い女性に、にかりと笑いかけた。

ちょびっとの悲劇

JR御徒町駅南口より徒歩2分、JRのガード下に佇む北京の大衆酒場。

肉村ハム蔵

裾野の老舗蕎麦屋「蕎仙坊」先にご紹介したパノラマロードにほど近い森の中にひっそりと佇む古民家のお蕎麦屋さんです。

鈴木大悟（ソファブランドMANUALgraph代表/南富士山シティ代表理事）

「佇む」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

止まるぶらつく留まる立ち止まる

「佇む」の関連語句

フリーズ竦むすくみ上がる竦みあがる竦る竦上がる竦上る竦まる竦み上がる停頓

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