自分の政見に耳を傾けないのは怪しからんと腹を立てたり、天下の政治について質問されて、返事もできないほど、無学
低能、官能主義のデカダン野郎などと考える。
私のところへ原稿を送ってよこしたり、手紙で弟子入りを申込んでくるうちで、箸にも棒にもかからないという
低能に限って、これと同じような文章をかくのが普通である。
「もっとも候補者は一人残らず
低能児ばかりって訣でもないのよ。
「貴様は
低能ぢやい、脳味噌がないや、なんぼ便所で勉強したかつて……」
「もし哲学者なり芸術家なりが、過去に属する
低能者なら、労働者の生活をしていない学者思想家もまた同様だ。