いつか裸になつたのを見たら、佐藤は詩人には似合はしからぬ、堂堂たる
体格を具へてゐた。
その人は
体格のよい身体をしやんと立てゝ椅子に腰をかけ、右膝を折り曲げてゐます、いつも何だか判らない楽器をその上に乗せて、奏でてゐます。
体格の立派な方は、雨合羽を羽織っているので、服装は見えなかった。
が、痩せてはゐるものの骨組みのしつかりした、寧いかついと云ふ
体格で、皮のたるんだ手や足にも、どこかまだ老年に抵抗する底力が残つてゐる。
本多子爵によれば、
体格も西洋人を凌ぐばかりで、少年時代から何をするのでも、精力抜群を以て知られてゐたと云ふ。
が、痩せてはいるものの骨組みのしっかりした、むしろいかついという
体格で、皮のたるんだ手や足にも、どこかまだ老年に抵抗する底力が残っている。