『一円の金でもそれは人力車夫が三日
働かねば得られないものだ』と父に戒められたことを記憶してゐます。
否応なく生きて
働かなければならないのかということが甚だ負担に思われて、ややステバチのような気持にもならざるを得なかった。
浮いているものが沈むためには、どうしても外力が
働かねばならない。
然しながら安定を求めて安定の方に進みつゝある現象が遂に最後の安定に達し得た時には、ヱネルギーは存在するとしても
働かなくなる。
私あ、こうして無暗に煙草を燻かすもんですから、煙草銭だけでも自分で
働かないと……」
「
働かざる者食ふべからず」といふことは人間社会では新しい言葉のやうに言つてゐますが、動物社会には昔からあつたことであります。
働かない婦人はだんだんと頭と心の動きと美しさとにおいて退歩しつつあるように見える。
お金持のおじょうさんをもらったカシムは、毎日ぶらぶら遊んでくらしていましたが、そのはんたいに、アリ・ババは毎日せっせと
働かなくてはなりませんでした。