凌ぎ落と の例文

凌ぎ落と の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→凌ぎ

「凌ぎ落と」の書籍での例文

見るさえまばゆかった雲の峰は風に吹き崩されて夕方の空が青みわたると、真夏とはいいながらお日様の傾くに連れてさすがに凌ぎよくなる。
南国のことで、冬も凌ぎにくいと云ふ程の日はない。
ミルトンの詩を高らかに吟じた処で饑渇は中々に医しがたくカントの哲学に思を潜めたとて厳冬単衣終に凌ぎがたし。
それらの話から考えると、かれは寒さ凌ぎに燗酒をしたたかに飲んでの前後不覚に酔い倒れて、とうとう凍え死んでしまったのではあるまいかと半七は判断した。
昔日暴風雨を凌ぎ、疾雷閃電の猛威を以て、中原を席捲し去りたる夢は今何処にかある。
運よくして思ふこと図に当りなば傲然として人を凌ぎ、運あしくして躬蹙りなば憂悶して天を恨む。
しかし雛を手放しさへすれば、この大歳の凌ぎだけはつけられるのに違ひございませんから、母も苦しい父の手前、さうは強いことばかりも申されなかつたのでございませう。
権勢摂※の家を凌ぎ、一門悉、青紫に列るの横暴を恣にせる平氏の中心的人物としての入道相国を見たり。
蜘蛛の圍の幻は、却て鄙下る蚊帳を凌ぎ、青簾の裡なる黒猫も、兒女が掌中のものならず、髯に蚊柱を號令して、夕立の雲を呼ばむとす。
それはラプンツェルが、退屈凌ぎに、かわいらしい声で歌っているのでした。

「凌ぎ落と」のオンラインでの例文

iPodが出て人気を博した時は1度心は揺らぎましたが、ソニーのWalkmanでその物欲は凌ぎましたね。

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