盗人にも三分の理とはこのことで、眼前に突きつけられた危急に
処して責をつくし得ぬ者は如何なる危急に
処してもダメなものだ。
過去現在への幾多の検討は常時なされていなければならない筈で、何事に
処しても確乎たる設計が施されるだけの充分な素養が当然なければならない筈である。
政府がいうところの、足りないところは工夫塩梅して腹を満たせの妙案を遵奉して、その日に
処している始末だ。
われわれは現在、「新劇」の運命について、等しく心を悩まし、混沌たる時勢に
処して、新しい演劇文化の部門を護り育てようといふ決意を示してゐる。
然れども社会は普通の場合に於て、個人的に
処し得べきものにあらず。
今日の世に
処して、物的欠乏の中に偉大なる精神を保つ覚悟無くしては、精神的仕事にも、社会革命にも従事することはできない。