「利か」の例文

「利か」の書籍での例文

融通の利かぬ巡査でも見付けたら、こんな場合でも用捨なく風俗壊乱の罪に問うかも知れぬが、今は尻や臍の問題ではない、生命の問題である。

本州横断　癇癪徒歩旅行

押川春浪

Ｎさんは中々利かぬ気らしい。

春の夜

芥川竜之介

番頭は呆気にとられたように、しばらくは口も利かずにいました。

仙人

芥川竜之介

しばらく口を利かずに歩いた後、Ｓは扇に日を除けたまま、大きい缶づめ屋の前に立ち止った。

死後

芥川竜之介

この女は何も口を利かずに手風琴ばかり弾いています。

手紙

芥川竜之介

が、やはりふだんのように何とも口は利かなかった。

点鬼簿

芥川竜之介

利かぬ羽を渦にして抱きつこうとするのは、おっかさんが、嘴を笊の目に、その……ツツと入れては、ツイと引く時である。

二、三羽――十二、三羽

泉鏡花

それも酒で体が利かないと見えて、時々はただ、中心を失って舷から落ちるのを防ぐために、手足を動かしているとしか、思われない事がある。

蜂は間もなく翅が利かなくなった。

果して内儀さんは翌日から圭一郎等に一言も口を利かなかつた。

崖の下

嘉村礒多

「利か」のオンラインでの例文

同僚の一人が気を利かせてその旨をLINEで教えてくれたので、後から彼女もラーメン屋さんへと向かった。

Ron@子育ても駐妻生活も心から楽しむ🔹駐妻マインド🔹

感情に流されず的確な指示を出し、気が利かない部下達も上手に展開させることが出来る非常に優秀な軍人。

雲州はとむ

その疑いを晴らすため、弁慶が機転を利かせ、あらゆる手を尽くします。

large cedar

「もしかしたらSONYはいいのではないか」と思って7Rとα9を買ってしまうと歯止めが利かなくなり、Nikonを使わなくなった。

ワタナベアニ

　また、手が届きにくいところにある料理の大皿を持ち上げて、私および他の人達が取りやすいように、と常に気を利かせてくれていた。

北欧の街角で

D40Xには、キットレンズ以外はどれもAFが利かないので、MFでの撮影になってしまう。

Ryuma

それは、飛行機が欠航となった際にリカバリーが利かないことだ。

牛山純一

しかし、一人の時には歯止めが利かない。

伝える勇気

そこに、気を利かせたウエイターがブランケットを持ってきてくださった。

miho

次男を抱いて、おしりふきをどこへやったかとウロウロしていたら宿題中の長男が気を利かせて「寝室にあったよ」と持ってきたのも先日のことだった。

みくりや佐代子

利か の例文

「利か」の書籍での例文

「利か」のオンラインでの例文

利かの例文