動悸 の例文

動悸 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「動悸」の書籍での例文

で、背くぐみに両膝を抱いて、動悸を圧え、潰された蜘蛛のごとくビルジングの壁際に踞んだ処は、やすものの、探偵小説の挿画に似て、われながら、浅ましく、情ない。
何となく心臓の動悸も不整だな、と思いながらも、肌にひろがる午前の冷気に追われて、ザブンと一思いに身を沈めた。
保吉はお嬢さんの姿を見ても、恋愛小説に書いてあるような動悸などの高ぶった覚えはない。
若い農夫は激しく動悸する胸で、猟銃にしがみつくようにして引き金に指をかけた。
どうせいつかは死ぬる刹那が来るとは、昔から動悸をさせながら、思つてゐたのだが、十四日前に病気をしてから、かう思ふのが一層切になつた。
自分は胸に動悸するまで、この光景に深く感を引いた。
自分は胸に動悸するまで、此光景に深く感を引いた。
僕は黙々としてその後につきしたがったが、階段を一つのぼるごとに、僕の心臓はまた一段とたかく動悸をうつのであった。
ぢつとしてゐても動悸がひどく感じられて鎮めようとすると、尚ほ襲はれたやうに激しくなつて行くのであつた。
圭一郎は胸の動悸を堪へ、故郷の妹からの便りの封筒の上書を、充血した眼でぢつと視つめた。

「動悸」のオンラインでの例文

少し頭を使うと動悸がする。
ただ歩くだけで息が上がる、洗濯物干すだけで動悸がする、マイナートラブルがない時期なんて存在しない、安定期なんて存在しないわけでして……。
人間としてはとても好きだけど、私がいままでの人生で知っている恋愛感情のような、情緒の不安定さや胸の動悸が、今回はない。
ただ、きっかけがあれば、やはりフラッシュバックもするし、動悸もするし、指先が冷たくなる。
 階段を上り下りする時に胸の動悸がひどいから、心臓を入れ替えた。

「動悸」の関連語句

脈拍ドキドキ心拍どきどき心音心悸脈搏心搏搏動鼓動拍動パルスビート脈動プルス心臓の鼓動症候症状

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