しなやかさと真率なることに於て人生の一節を表現し巌の如き丈夫心をも
即々と動かす。
即、母の家に別れて来た若者たちの、此島国を北へ/\移つて行くに連れて、愈強くなつて来た懐郷心とするのである。
即、尊いたま(霊)が身に這入らなければ、その人は、力強い機能を発揮する事は出来ないと信じてゐました。
即安助高慢の科に依って、「じゃぼ」とて天狗と成りたるものなり。
葉子のはっとしたのは、葉子の稚純な小説崇拝性が、その時すでに麻川氏に直面したような
即感をうけた為めでもあったろうが、ほかにいくらか内在している根拠もあった。
一、本集に収めたる六章約百二十篇の詩は明治三十九年の四月より同四十一年の臘月に至る、
即最近三年間の所作にして、集中の大半は殆昨一年の努力に成る。
翌日
即之を見れば、風枝抹疎として塞煙を払ひ、露葉蕭索として清霜を帯ぶ、恰も渭川淇水の間に坐するが如し。
かくて班超は僅々二年の間に、西域の半ばを平定したが、永平十八年(西暦七五)に明帝崩じて、その子の章帝が位に
即かれた。