古びごと の例文

古びごと の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→古び

「古びごと」の書籍での例文

老人は古びた青天鵞絨を、少年は青い帽子に粗羅紗の上衣をきて、頸には青い珠の珠数をかけてゐる。
夏の初から——六月の半頃から三月以上もかけ續けてやうやく古びた竹の簾。
纏足の女房は、小盗市場の古びた骨董のようだ。
紅殻が古びてい、荒壁の塀は崩れ、人びとはそのなかで古手拭のように無気力な生活をしているように思われた。
そして筧といえばやはりあたりと一帯の古び朽ちたものをその間に横たえているに過ぎないのだった。
藁葺きの古びたる二重家体。
勿論一寸見たのでは木か金かも知れないほど古びている。
それから卓の向うには、これも古びた椅子が一脚、まるで忘れられたやうに置き捨ててあつた。
が、十畳の座敷には、赤い五羽鶴の毯が敷いてあるから、畳の古びだけは分明ではない。
といへば、はや察せられるやうに、口繩坂はまことに蛇の如くくねくねと木々の間を縫うて登る古びた石段の坂である。

「古びごと」のオンラインでの例文

古びた型のテレビでニュースキャスターが情報を伝えている。
今回はミニチュアがお化けで墓石の造形があるので、古びた墓地のイメージでいきます。
そもそもラグノーさんの目にムーンヌがはっきりと焼き付けられたのは、ムーンヌが眠りこけていた、ヴィラルドゥワン通りの古びた宝石工房の奥でのことでした。
 彼女はケースを慎重に開け、残り少ない紙巻を一本取り出すと、古びたライターで火を点けた。
◐サリーはロンドンの古びたホテルで、薄暗い灯のもと安いワインを飲んでいた。
古びたガソリンスタンドとモーターが残っていました。
古びた日本家屋の一室が、幻想的な空間に変わり、クリスマスソングが流れて、すっかりお洒落な世界になったように感じた。

©2025 ALCL Media Div. All Rights Reserved

〒160-0021
新宿区歌舞伎町 2-25-8 エコプレイス新宿ビル 124
ALCL メディア事業部