吊しはず
の例文
吊しはず の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。
基本形→
吊し
「吊しはず」の書籍での例文
炊事場の掃溜場から、叺を
吊し
た例の棒を肩に掛けて腰を上げると、籾、羽二重、村長を呟くかわりに、爺は斯う怒った様に喚くのである。
荷
金史良
そのために、この穴
吊し
の発明以来、信徒がめっきりと減り、たちまちにして切支丹は亡びてしまったという。
二合五勺に関する愛国的考察
坂口安吾
雪の上につきさしたスキーに
吊し
たアザラシの皮が微風にゆれて、凍った毛が油紙をサラサラと撫でていた。
春の上河内へ
板倉勝宣
先生は、警抜な一章を読み了る毎に、黄いろい布表紙の本を、膝の上へ置いて、ヴエランダに
吊し
てある岐阜提灯の方を、漫然と一瞥する。
手巾
芥川竜之介
いや、その光がさしてゐるだけに、向うの軒先に
吊し
た風鐸の影も、反つて濃くなつた宵闇の中に隠されてゐる位である。
漱石山房の秋
芥川竜之介
三「此方へ入らっしゃい……えゝ此処で、有松屋という提灯の
吊し
てある処で」
松と藤芸妓の替紋
三遊亭円朝
旅籠屋の女中が雉子の死んだのを窓に
吊し
てゐる。
ハルレム
上田敏
「何、清白だと? 乃公はお前が何家の書物を盗んで
吊し
打ちになったのをこないだ見たばかりだ」
孔乙己
井上紅梅
「吊しはず」のオンラインでの例文
それは誰かの不祥事やマイノリティへ対する失言、世間的によろしくない行動とされるものを
吊し
上げ、群衆から目も当てられないような罵詈雑言を浴びせるものだ。
スワン
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