町奉行所から当番の与力や
同心が東山堂へ出張って、式のごとくにおまんの死体を検視すると、かれは普通の食あたりでなく、たしかに毒薬を飲んだのであることが判った。
八丁堀
同心岡崎長四郎からの迎えをうけて、半七はすぐにその屋敷へ出かけて行った。
そこへ八丁堀の槇原という旦那(
同心)から使が来て、わたくしにすぐ来いと云うんです。
半七は朝飯を済ませて、それから八丁堀の旦那(
同心)方のところへ歳暮にでも廻ろうかと思っていると、妹のお粂が台所の方から忙がしそうにはいって来た。
すなわち、南北両奉行所配下の与力
同心たちがそれぞれ手下の小者どもを引き具して、万一の場合のご警固を申しあげるという順序でした。
お牢屋
同心てえいや、伝馬町の囚罪人を預かっていらっしゃるやかましい役がらなんです。
——日ざしもまどろむ昼さがり、南町奉行所奥大白州では、今、与力、
同心、総立ち合いの大吟味が開かれようとしているのです。
お番所
同心控え席の三番、それが名人右門の吟味席です。
秀林院様御意なされ候は、三斎様のお許し無之うちは、如何やうのこと候とも、人質に出で候儀には
同心仕るまじくと仰せられ候。