私の祖母に八十六歳まで長寿を保った人があったので、それにあやかるためその名を頂戴して、みゑ子と
名付けたのである。
山とは恐らくこれほど物が積みあげられているのでなければ、山と
名付けられまい。
琥珀とは松やにの化石のことを言うのであるが、私の琥珀揚げは色の美しさがそれに似たところがあるので
名付けたのだ。
それより悔改をなし、贖罪符をうけて僧院を去れるも、帰途船中黒奴はゴアにて死し、嬰児はすぐせと
名付けて降矢木の家を創しぬ。
斯くの如く、余は幹枝に天女の一生を描かせ、一年有余の陶酔を貪りたるものなれば、その終焉の様を記憶すべく、坐魚礁研究所を失楽園とは
名付けたるものなり——
基督教社會主義とは畢竟その不十分なる調和に
名付けられた名に過ぎない。
鰒だと言つても、河豚だと
名付けても、肝心の貝や魚は一向何も知らないでゐる。
其中にて、出船入船と
名付けたるは、稍※氣の利きたる名づけ方也。