名残 の例文

名残 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「名残」の書籍での例文

あれは昔の名残で、明治の初年には、あの辺一帯茶畠で、今活動写真のある六区は田でした。
本基(ホームベース)廻了(ホームイン)討死、除外(アウト)立尽、立往生(スタンデング)などの中、只今でもその名残をとどめてゐるものもあるだらう。
名残のかたみ 雪の塔をつくれ
これは昔の神前あるひは君候の前に、敬意を表する名残であつて、今日では無用のやうだが、私はこれを天地神明に祈祷し奉る心で行つてゐる。
博奕道の言葉に堂を取るだの、寺を取るだの、開帳するだのというのは今に伝わった昔の名残だ。
私の友達のMと私と妹とはお名残だといって海水浴にゆくことにしました。
嗚呼年の名残かなし。
この辺はむかしの大きい池をうずめた名残とみえて、そこらに小さい池のようなものがたくさんあった。
雨はれて、月は梢に見えながら、名残の雫、森の下道。
潮遠く引きさりしあとに残るは朽ちたる板、縁欠けたる椀、竹の片、木の片、柄の折れし柄杓などのいろいろ、皆な一昨日の夜の荒の名残なるべし。

「名残」のオンラインでの例文

2. 金魚草 — Jean Sibelius〈〈 夏の名残を感じさせる、涼し気な曲調 〉〉一瞬「金魚の曲?」と思ってしまったこの曲名。
今でもたまにチョッキと呼ぶ人がいるのもその名残のような気がする。
それらのストレスから立ち直れず、久しぶりに摂食障害の名残である拒食脳が顔を出します。
強くなければ生きていけなかった時代が何万年も続いており、そのときの名残として、脳は現代になっても狩猟時代の生活に合わせた働き方をしているのです。
 昔、ここ一帯に関東大震災で被災した名店の数々を誘致して賑やかそうと計画された「百軒店(ひゃっけんだな)」の名残なのだ。
これは1950年代に在日朝鮮人を北朝鮮へ帰還させる事業の一環で行われていた時の名残です。
石器時代の名残らしいです。
昔の名残で残っているだけだ。
「“祝詞”の名残……?」 布の指先を胸元に置き、砕けて浮いていたかけらがすっかり収まっていることに気が付いた。
このあたりがかつて景勝地だった名残なのです。

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