むしろヒラガナとカタカナを混用させ、なるべく難しい文字の
名詞はカタカナで書け、そんな風な法則について工夫をめぐらした方がよろしいと思つた。
解剖学なぞではチャンとそれぞれのこまかい部分に至るまで
名詞があるに相違ないが、日常の言葉の方では甚だアイマイだ。
書き方の手本には
名詞ばかり集めてあるか、または、
名詞を多く含んでいる往来物を書いている。
其を立橋と言ひ、これを
名詞とした場合にははしだてと言つて居る。
俊頼などが口語を取り容れてゐる、というたところで、
名詞に止つてゐるので、一つの短歌の全体の発想には、大した影響を持つてゐないものである。
かこむ、しづるなどは次に示す簡単な表をもつても、語根
名詞説を破るだけの材料をもつてゐる。
お・す が おそ(<す)・ふ(おすひといふ、
名詞がある)
扨、かのてんごおもやはり、此と同じく、手強の義で手強うする>てごわうする>てごお(する)>てごお>てんごお、と言ふ風に、
名詞化して来たと見るべきであらう。
前の意味で結附けるには歴を
名詞とし、結附けた二字を經過した事實の記録と取るべきである。
作中、T市長ダノ銀座ダノトイウ
名詞ガ出テクルガ、コレハ決シテ何処カノ帝都ニアッタ実話ナドヲもでるニシタモノデハゴザイマセン。