なに、今年はやめなさい」私は毎年出
品してきたのに、今年だけ出さないのは残念でなかなかそんな気持になれません。
私の出
品して審査を受けたのは第四回内国勧業博覧会が最初と思います。
帝展の方も大分出
品しなかったので今年は思い立って……それも近頃取りかかったばかりで明日辺りから墨を当てようかというところなのです。
ある年先生から、煙草盆を描きなさいと言いつけられ、それを祇園有楽館の展覧会に出
品して賞に硯を頂いた事を覚えています。
一座にけい秀画家がゐて、今度のサロンに、そのプリンスをモデルにした肖像を出
品したといつてゐる。
小杉さんは第四回の文展（明治四十三年、三十歳）へ「杣」を出
品して三等賞となつてゐたが、ヘンな言葉ながらこれが登龍門の小杉さんとしての第一関となつたやうである。
きちんと下駄をぬぎ、文壇進歩党の代弁者である批評家から、下足札を貰って上るような作
品しかない。
「遊女亀遊」は明治三十七年京都の新古美術展覧会に出
品したもので、私の二十九歳の作です。
わたくしがこんどの文展に出
品したのは能楽にある小町の“草紙洗”ですが、しかしこれは能楽そのものをそのままに取ったのではありません。
二、三年前竹杖会の研究会で年に二点は大小に拘わらず是非出
品しなければいけないという規則が出来ましたので、いつぞや小品を一点持出したことがあります。
