道の
四辻には楽隊の飾屋台が出来、人々は其のまわりで見付け次第の相手を捉えて踊り狂った。
さて、局の石段を下りると、広々とした
四辻に立った。
六道の辻なぞと云うと、なんだか幽霊でも出そうな、凄い所のようにも思われますが、道の都合で
四辻が二つある。
三枝子はそんなことを思いながらそこの
四辻を左に曲がった。
今より四年前のことである、(とある男が話しだした)自分は何かの用事で銀座を歩いていると、ある
四辻の隅に一人の男が尺八を吹いているのを見た。
夏の末、秋の初めの九月なかば日曜の午後一時ごろ、「杉の杜」の
四辻にぼんやり立っている者がある。