たゞ私は郵便局から戻つてきて、堪えに
堪えた苦痛のために、入口の土間に倒れて泣いたことを忘れない。
が、その苦痛と不快とに
堪えたために、彼は今ではその打撃をことごとく補うことができた。
私はある時郷国の小学校に就て其の内幕をみるの機会を得たのであるが、其の風儀の壊廃は実に驚くに
堪えたるものであった。
恐らく最初の結婚で、男と云うものの醜くさを散々味わされた為、それが又純真な傷き易い娘時代で一段と
堪えたと見え、癒しがたい男嫌いになってしまったのでしょう。
讃むべきかな会津武士、この気節を以て而して斯の如し、深く人間を学ぶに
堪えたり。
河端の烏臼木の葉はからからになって、ようやく喘ぎを持ち
堪えた。