袖の下を握りしめた政界の
大物と同じように、秘密については口を割らないタシナミを心得ていたのである。
箱根の別当はこれをきいて、子供のころの暴れん坊は大人になると案外
大物になるものだ。
雑誌がとりあげる人物だから、ナニガシの人物らしいが、易者が顔を知らない所を見ると、時の人にしても、
大物ではない。
英帝皇后ご同列の米大州ご訪問や、アラビアオーマン国の王子ご新婚などに併せ……ともあれ、スペースを食った
大物記事の一つ。
「わたくしは最後に『閲微草堂筆記』を受持つことになりましたが、これは前の『子不語』にまさる
大物で、作者は観奕道人と署名してありますが、実は清の紀※であります。
「五代を過ぎて宋に入りますと、まず第一に『太平広記』五百巻という
大物がございます。
これは有名の
大物でありますから、とても全部のお話は出来ません。
「
大物主義」で行くのが興行成績をあげる唯一の道だと思つてゐるからである。