仏蘭西人のスリエというのが、
天幕を張って寺内で興行しました。
はてな、これは
天幕の内ではない、何で俺は此様な処へ出て来たのかと身動をしてみると、足の痛さは骨に応えるほど!
嚢内からはく呼吸は毛皮に凍結し、
天幕のなかは一尺ばかりの雪山だ。
又夏目先生の御葬式の時、青山斎場の門前の
天幕に、受附を勤めし事ありしが、霜降の外套に中折帽をかぶりし人、わが前へ名刺をさし出したり。
唯灰色の
天幕の裂け目から明るい風景が見えるやうに時々ふだんの心もちになる。
天幕のすきまからはいつてくる風にあおられて波のようにうねる映写幕には日露戦争の実況(?)が写つていた。
山麓には、紅白だんだらの幕を張り、
天幕を吊り、高等官休憩所、新聞記者席、參觀人席など區別してある。