「なんですって!
小包……知りませんよ……脅迫するんですか!」
ある日のこと、彼女が友だちの訪問を受けて、色々の世間話をして興じ合っていると、丁度そこへ、郵便が来て、一個の
小包が届いた。
五郎さんはもう夢中になって、鋏を持って来て
小包を切り開いて見ると、それは思った通りお菓子で、しかも西洋のでした。
それは、郵便局から
小包の荷札だけ持つて来て、これこれの品物がたしかに来てゐるのだが、昨夜、その包みが局で紛失してしまひ、責任が集配人にあるので実は困つてゐる。
時々、媼は著類だの食物などを
小包にして若者のところへ送り送りした。
然るに島崎藤村さんが信州の小諸から、これを是非讀んで見ろと、わざわざ
小包で送つてくれたのが、この「ボルクマン」である。
藤村氏がわざわざ小諸からイブセンの「ボルクマン」を
小包にして、これを見よと云つて送り越したと殆ど同時であつたらう。
ノラ (忙しげに手近の
小包を開きながら)さうですよ。
するとその中には、「御送付下されし
小包の包み紙は細かく切って鼻紙といたしました。