就中山岳の雪は、研究の対象として最も興味のある題目である。
けれども忽ち彼の顔に、——
就中彼の薄い眉毛に旧友の一人を思い出した。
就中妙に気の毒だったのはいつも蜜柑を食っていなければ手紙一本書けぬと言う蜜柑中毒の客の話です。
ただ道は最も奥で、山は
就中深いが、栃木峠から中の河内は越せそうである。
話はそれからこれへと続いたが
就中の大問題は僕の頭であつた。
就中蒐集と云ふことには小学校に通つてゐた頃、昆虫の標本を集めた以外に未嘗熱中したことはない。
就中、蔦屋——其の旅館の——お米さん(恩人の名です)と言へば、國々評判なのでありました。