お祭りという隠居じみたことをなぜ持ちだしたかというと、お祭りには御開
帳というものがあって、ふだんは見せてくれないものを見せる。
随筆というか、覚え
帳というか、そのなかには種々雑多の事件が書き込まれていて、和歌や俳諧の風流な記事があるかと思うと、公辺の用務の記録もある。
至って殺風景な部屋で、なんの部屋飾りもなく、年々の大福
帳と、大倉式の古風な金庫が一つあるだけでございます」
静岡辺は暖かいからというので私は薄着の綿入れで写生
帳とコートは手に持っていた。
おさらいと明日の下読が済むと、筆入やカバンを奇麗に掃除して、鉛筆を上手に削って、時間表に合せた書物や雑記
帳と一所に入れて机の上に正しく置きました。
誰でも
帳中に入ろうとすれば、
帳をめぐった宝鈴はたちまちけたたましい響と共に、行長の眠を破ってしまう。
水のやうな青い蚊
帳と服装の配合も凡て此涼しげと云ふのが元になつて居ります。
その
帳面を捕物
帳といっていました」と、半七は先ず説明した。