「遠」の例文

「遠」の書籍での例文

天文十八年三月のこと、相遠参三ヶ国の大名であった今川氏を始めとし四方の豪族に対抗して、尾張の国に織田氏あることを知らしめた信秀が年四十二をもって死んだ。

桶狭間合戦

菊池寛

長篠城は、甲信から参遠へ働きかける関門である。

長篠合戦

菊池寛

自然の幽寂な音楽が遠退くにつれて、深林の底は再び明るくなった。

熊の出る開墾地

佐左木俊郎

「僕はいつでもあれくらいの遠さにあるやつを花だと思って見るのです。

「遠そうだね」

当然坂田の名人自称問題は紛糾をきはめて、その挙句坂田は東京方棋士と絶縁し、やがて関東、関西を問はず、一切の対局から遠ざかつてしまつた。

聴雨

織田作之助

それがだんだんと先に行くに従って道と道とは相失うほどの間隔となり、分岐点に立って見渡すとも、交叉点のありやなしやが危まれる遠さとなる。

二つの道

有島武郎

富士はほとんど雲におおわれて傾斜遠長きすそばかり見わたされる。

河口湖

伊藤左千夫

返事も滅多に出さなかつたので、近頃妹の音信もずゐぶん遠退いてゐた。

業苦

嘉村礒多

二人は毎日々々、千登世の針仕事の得意を遠去らない範圍の界隈を貸間探しに歩き廻つた。

崖の下

嘉村礒多

「遠」のオンラインでの例文

ただそれと同じくらい、近すぎず遠すぎず、適度な親密感を保つことのできるこういう小さな場所がたまらなく好きで、誰かとゆっくり話すときに訪れるのが気に入っている。

かわうそ/kawauso

大人になって、何かの目標を持った時、そのゴールの遠さや不透明さに打ちのめされる。

つじり

実は知人のお嬢さんのお友達だそうで←遠すぎ（笑）注目していたので今回でサヨナラとは残念ですが、素晴らしく有終の美を飾られたかなと思います。

ゆかりん

だが家の隣へ建つ店へ商品を並べているだけでは、村民の家から遠過ぎて中々売れなかった。

いち

私もずっと行ってみたかったんだけど、地元からだと遠すぎてなかなか行けなかった水族館。

萌絵

遠すぎて助けを求めることが困難だった。

あおさとる

今までは遠すぎて参加できなかったハンズオンに参加して興味のある技術に触れることができるので、あとは実機があればXRのハンズオンとして十分成立します。

jun

・鎖骨骨折，肘周辺の骨折，橈骨遠位端骨折，母・小指（趾）の骨折が起こりやすいです。

日本医事新報社 note出張版

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「遠」のオンラインでの例文

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