私としては、この人の死をきいて別段深く感慨にうたれたというわけではないが、ただ頼母木が持っていた心臓の
強弱については、二、三の思い出があるのである。
それでもその僅かな
強弱や長短の工夫はコルトー自身のものですから、それをコルトーの演奏だといっても差しつかえありません。
語感の
強弱というくらいのことを外来語採用の標準とすることは断じてゆるせないと思う。
このはたらきの
強弱が文明社会の高度を律するものではないかと考へられる。
そして勝敗いずれかの鍵は、民族的精神の
強弱と、そしてもう一つは、科学力の
強弱にかけられていると申してもよろしいのです。
文學上に問題になる生活の價値は、「將來欲」を表現する痛感性の
強弱によつてきまるのだと思ひます。
人によりて
強弱あり、大小はあるが、この慾望の最も熾んな者はすなわち天才である。