形見 の例文

忘れ形見 等の意味を持つ「形見」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「形見」の書籍での例文

形見としてその二つ三つを取納め、余は引き裂きて庭に持ち出で、涙の種をことごとく烟とす。
田道の家来が主人の手纏を取つて田道の妻に持つてゆくと、妻はその形見を胸に抱いて自殺し、この夫妻の死はひろく世間から惜しまれ手厚く葬られた。
私のこの傷も、つまりは私の好奇心の形見なんです。
「これは白の形見だ」
維新の当時、おてつ牡丹餅は一時閉店するつもりで、その形見と云ったような心持で、店の土瓶や茶碗などを知己の人々に分配した。
こりゃ母の形見だ。
こうして惨めな、みにくい姿を晒しながら、黒い眼玉ばかりを形見に残して、かれらの白いかげは大江戸の巷から一つ一つ消えて行った。
四十を越したお宗さんは「形見おくり」を習つてゐるうちに真面目にかういふことを尋ねたりした。
長いことお三輪が大切にしていた黒柿の長手の火鉢も、父の形見として残っていた古い箪笥もない。
其トランクは、彼女の養父の、今は亡くなつた相場師の彼女へ遺された唯一の形見だつた。

「形見」のオンラインでの例文

そのときは、まさか本当に形見になるとは思っていなかったので、詳しいことは何も聞いていませんでした。

「形見」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

お土産土産忘れ形見スーブニール思い出スーベニア記念品引き出物忘がたみ記憶忘形見引出物忘れがたみ

「形見」の関連語句

もの思い出させるもの

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