徒に眠り
徒に食ひ戯れの世の中を戯れに終つたと自嘲めく口調で述べたものがその一である。
一夫一妻の基督教
徒は必ずしも異教
徒たる僕等よりも道徳の高い人間ではない。
冷静なる社会的の眼を以て見れば、等しく之れ土居して土食する一ツ穴の蚯蚓※※の
徒なれば何れを高しとし何れを低しとなさん。
さればとてまた、誰と契らんと願うにもあらず、ただ、わが身の年若く、美しき事のみなげかれ、
徒らなる思に身を焦すなり」と。
その頃は何処へ行くも
徒歩きですから埓は明きません。
脚絆をはいて、草履を穿いて、こんにちでいう遠足のこしらえで、三人は早朝から山の手へのぼって、新宿、淀橋、中野と道順をおって
徒あるきです。
その間を前駆の足軽
徒侍六十名が、いずれも一文字がさにももだち高くとって、ざくざくとよぎり通る。
我等皆心織筆耕の
徒、市に良驥の長鳴を聞いて知己を誇るものに非ずと雖も、野に白鶴の廻飛を望んで壮志を鼓せること幾回なるを知らず。
されど又予を目して、万死の狂
徒と做し、当に屍に鞭打つて後已む可しとするも、予に於ては毫も遺憾とする所なし。
厳しい日本のクリスト教
徒も売文の
徒の書いたクリストだけは恐らくは大目に見てくれるであらう。