医師の
応急手当で痙攣の苦痛は比較的に早く救われたが、元来胃腸を害しているというので、それから引きつづいて薬を飲む、粥を啜る。
襖だけは家主から経師屋の職人をよこして
応急の修繕をしてくれたが、それも一度ぎりで姿をみせないので、家内総がかりで貼り残しの壁を貼ることにした。
ロ、空襲直後は多少人心興奮し、
応急の自衛処置に忙殺されてゐるから、主として音楽、殊に吹奏楽の如きものを街頭へ繰り出す必要があらう。
自分が、それを知ったため、
応急手当の出来る場合はともかく、それ以外は知らぬが仏でいたい。
ご門詰めの番士に事の変を告げて、出入り差しとめ、秘密警戒の
応急てはずを講ずるために、たちまち左右へ駆けだしました。