旧冬以来、幸いに日和つづきであったが、その日も
快晴で、朝からそよとの風も吹かない。
信濃南部の松本地方、諏訪地方、伊那木曾地方は、冬に入つて多く
快晴がつづく。
朝の内、淡雲天を蔽ひたりしが、九時ごろよりは、如何にも春らしき
快晴、日は小斎の障子一杯に射して、眩しき程明るく、暖かさは丁度四五月ごろの陽気なり。
中秋の或る
快晴の日の午後、景子は友人の某大学英文科の助教授宮坂を案内して彼がしきりに逢いたがって居た此の国の文学者ジョン・ガルスワーシー邸を訪ねて行った。
二十七日
快晴 六・〇〇出発 一〇・三〇—一一・〇〇一ノ俣 二・三〇大槍小屋スキー・デポ 五・一五槍頂上 七・〇〇スキー・デポ 九・三〇一の俣
元日
快晴、二日
快晴、三日
快晴と誌されたる日記を涜して、この黄昏より凩は戦出でぬ。