勿論それが理想化し、霊獣化して、彫刻家の
意匠により、ことさらにそれに角を附加するという事は考えられぬでもない。
さつぱりした物で、全然南さんの
意匠で、広島の方で、手紙で往復したの故、困つた。
今更中間のブローカー問屋や素人の父の型の極った
意匠など必要はなくなった。
戯曲そのものは云ふに及ばず、俳優の演技にも、舞台の
意匠にも、演出のトーンにも、われわれは、今日、あまりに屡々仏頂面に遭遇する。
諸方の辻々には思い思いの
意匠を凝らした雪達磨が、申し合わせたように炭団の大きい眼をむいて座禅をくんでいた。
家は極く普通の四室ぐらゐのさゝやかさであつたが、書齋となるべき一室が主人公の
意匠の加はつたもので、まづ類のないものであつた。
此等の同致を列記すれば際限あらじ、然れ雖余が此二作の
意匠相似たりと言ふは、此等外部の同致のみにあらず、作家着想の根本に入りて、理想の同致あるを認めたればなり。